Bose QuietComfort Earbudsレビュー〜AirPods Proとも比較〜

オーバーイヤーヘッドホンでは圧倒的な品質のノイズキャンセリングでSonyとトップ争いをしていたBoseでしたが、完全ワイヤレスではApple AirPods Proに大きく水をあけられていました。

そのBoseがようやくノイズキャンセリング搭載の完全ワイヤレス版をリリースしましたので、AirPods Proとも比較しながら徹底レビューしていきたいと思います。

付け心地とデザイン

最近の完全ワイヤレスイヤホンで多いカナル式ではなく、インナーイヤー式で、耳への固定は羽根でしますので、長時間付けていても耳の奥が痛くなるという事はありません。

ピタッとはまっている感じがしないので、なんだか落ちそうですが、一旦固定されると、結構激しいエクササイズでも外れたりするという事はありませんでした。

ただこの羽根での固定にはコツが必要で、ポロッと落ちないようにするのに少し時間がかかるので、手軽に付けたり外したりできないのがちょっと不便です。

Sennheiser Momentum True Wireless 2は完全ワイヤレスイヤホンの中では圧倒的な音質のパフォーマンスで、QuietComfort Earbudsほどのノイズキャンセリング効果はありませんが、音質を考えれば十分満足できるパフォーマンスですが、ランニングなどで40分も付けていたら、耳の奥が痛くなるので、とても残念な点だったのですが、QuietComfort Earbudesはあえてカナル式にせず、このデザインにする事で、長時間付けていても快適に音楽を聞けるようにした点はさすがと言えます。

重さは片方で8.5グラムでAirPods Proの5.4グラムに比べたら重く、サイズもかなり大きく、耳が痛くなったりはしませんが、より自然に快適に付けてられるのはAirPods Proでした。

USB-Cポート対応とワイヤレス充電ができるのは良い点なのですが、この通りAirPodsに比べると非常に大きく、とてもポケットに入れて持ち運べる大きさではありません。

音質

さすがBoseといったところ、奥行きがあり厚みがあり、高音域の透明性も良く、素晴らしいサウンドを提供してくれます。AirPods Proより中低音が心地よいくらいに良く、Bose独特の低音の強さはないので、Boseの重低音が好みの人は少し物足らないかもしれません。

EQで「重低音強めに設定」とできたらいいのですが、残念ながらアプリにもEQ機能がないので、自分の好みの設定にできない点は少し残念です。

個人的な音質の評価はSennheiser Momentum True Wireless 2を10とすると、QuietComfort Earbudsは8で、AirPods Proは7といった所でしょうか。

Boseなのでもっと縦・横の奥行きが深く、重低音が聞いた音を期待したのですが、少し期待外れでした。

しかしActive EQの技術により、小さい音量で聞く場合は、高と低周波数を強調してくれるので、ノイズキャンセリングを聞かせて、BGMのように小音量で音楽を聞くといった場合でもダイナミックな音質で聞く事ができます。

ノイズキャンセリング効果

まだ飛行機の機内に持ち込んでノイズキャンセリングの効き目を試した事はありませんが、家の扇風機やエアコンの音は完全にかき消されて、静寂の世界に連れていってくれます。

完全ワイヤレスイヤホンではダントツのノイキャン効果のAirPods Proと比較しても遜色はまったくなく、むしろエアコンの「ゴーー」といった低音域の音はBoseのノイキャンの方が効果的にかき消されていた感じです。

ランニング中も道路を走っている車のロードノイズもほとんど聞こえないので、この大きさのデバイスでリアルタイムで音を打ち消す処理ができるのはなんとも圧巻です。

いままでダントツだったAirPods Proのノイキャンよりパフォーマンスは少し高いと言えます。

10段階でノイズキャンセリングの効き目を調節でき、0がAirPods Proでいう外部音取り込み機能となります。

AirPods Proの外部音取り込み機能は、圧巻で外した時に付けている時の差が感じられないくらい自然でしたが、QuietComfort Earbodsもそれに近いクオリティです。

多少付けている時より、大きめに音が聞こえますが、作られた音ではなく、とても自然な感じなので、オーバーイアヘッドフォンの700やQuietComort 35で得たノウハウが活かされておりり、さすがBoseといった所です。

使い勝手

操作はBoseアプリから多少変更できますが、基本左のイヤホンをダブルタップでノイズキャンセリングの効き目の調節、長押しでスキップかバッテリーの残量確認、右のイヤフォンのダブルタップで音楽の再生・停止、長押しでSiriやGoogle Assistanceの呼び出ししかできず、ボリュームの調節などはできず、少々不満です。

最近のモデルは複数のデバイスに一度に接続できますが、QuietComfort Earbudsは一つのデバイスにしか接続できませんので、外から帰ってきて、スマホからパソコンに切り替える時には、一旦はスマホでの接続を解除して、パソコン側から接続しないと繋がりませんので、少し不便です。

アプリも最低限の設定しかできず、EQ設定もなく、左のイヤホンでのダブルタップで10段階のノイズキャンセリング効果をどれくらいにするかの設定しかありません。

ただセルフボイスという設定があり、通話中に自分の声をどれくらい大きく聞き取れるようにするかの設定ができます。

標準設定はミディアムなのですが、AirPods Proほど自然に聞こえませんが、なかなか快適な通話をする事ができます。

防水・防塵

IPX4でAirPods Proと同じで、多少の汗や水に対しての防水機能がありますので、激しいエクササイズで汗をかいて濡れてしまっても故障する事はありません。

まとめ

トップパフォーマンスのノイキャン効果、尚かつ音質も妥協できないという人なら間違いなくSennheiser Momentum True Wireless 2やAirPods Proよりオススメです。

ノイキャン効果は誰が試しても完全ワイヤレスイヤホンの中ではトップクラスなので、AirPods Proの価格より3500円高い分は、Boseならではの高音質を得るためと考えればこの価格の差は妥当だと思います。

唯一の欠点は、このサイズの大きさとAirPods Proの洗練されたデザインの比べると少し不細工な点です。

長時間付けていられる快適さ、激しいエクササイズでも落ちたりしない安定感、高性能のノイキャン、低音量でも迫力のある音質は、通勤時、カフェ、自宅、飛行機内、どんなシーンでも満足したパフォーマンスを得ることができると思います。

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Bose QuietComfort Earbuds

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Sennheiser Momentum True Wireless 2