Fitbit Charge 5レビュー~SenseやInspire 2との比較アリ~

待ちに待ったFitbitのフラッグシップモデルのChargeシリーズの最新版のCharge 5がいよいよ発売されました。

健康管理のためのセンサーを多く搭載したSenseにも劣らない多機能に刷新されたCharge 5を、SenseやInspire 2とも比較しながら徹底レビューしていきたいと思います。

Fitbit Charge 5 Package

中身はトラッカー本体、充電器、Lサイズのバンドとなっています。

デザインとつけ心地

文字盤のサイズ、重さ、バンドの素材は、ほぼCharge 4と変わりませんが、物理ボタンもなく、シルバー(またはゴールド)にカラーリングされたベゼル、少し丸みを帯びたデザインは、Charge 4よりLuxeに近い高級感とオシャレ感があります。

皮膚への接地部分は、丸みを帯びているのでとてもつけ心地がよく、就寝時も含めて一日着けていてもまったく気になりません。

つけ心地はLuxeやInspire 2と並んで、Charge 4・Sense・Verse 3よりいいです。

Fitbit Charge 5 Always-On Display

Inspire 2と比較するとCharge 5のファッション性が際立ちます。

Fitbit Charge 5 vs Inspire 2 Side View
Fitbit Charge 5 vs Inspire 2 Slant View
Fitbit Charge 5 vs Inspire 2 Top View

Senseはフィットネストラッカーというより、もはやスマートウォッチですね。

カラーになった文字盤も種類が増えてました。

操作性

Charge 5もLuxeと同じように物理ボタンはなく、すべての操作はタッチスクリーンで行うので、操作性が悪いです。

ホームボタンがないので、例えば、ランニング後からホームの時計モードに戻るのに、下記の動作が必要です。

  1. エクササイズ完了後のスタッツ画面から完了をタップ。
  2. 右スワイプスでウォーキングに戻る。
  3. 右スワイプで通知確認に戻る。
  4. 右スワイプで時計モードに戻る。

今までのモデルだとホームボタンで時計モードに戻れたのですが、Charge 5はこのように最後に使ったアプリから手動で戻す必要があります。

ただSenseのように側面に物理ボタンがあると、手首を曲げた時に腕がボタンに触れ、誤動作するので、その点は良いと思います。

常時表示モード

Charge 5の目玉機能の一つで、設定でこの機能を有効にすると、ディスプレイが常に点灯されている状態になります。

いままでのモデルはトラッカーをタップしたり、傾けたりしてディスプレイを点灯させる必要があり、時間や日付を確認したい時に、スムーズに点灯せず、イライラする時がありましたが、この機能はかなり便利です。

また有機ELディスプレイを採用しているので、いままでのモデルは太陽の下では、ディスプレイが見にくかったのですが、Charge 5はくっきり表示されるようになりました。

これらの点はかなりプラスなのですが、大きなマイナスがバッテリーの寿命です。常時表示モードにすると、2日しかバッテリーが持たなくなりました。バッテリーの持ちに関しては後述しますが、ここが非常に残念な点です。

Fitbit Charge 5 Always-On Display

ストレス管理機能

Charge 5は、EDAセンサーを使って皮膚電気活動反応を測定し、 皮膚の発汗量の些細な電気量の変化を感知し、この反応を測定することで反応性、活動のバランス、睡眠パターンも3つを指標として、ストレススコアを算出してくれます。

これらのスコアがどのように算出されているのかも説明されており、例えば反応性は、EDAスキャン、心拍数変化性(HRV)、増加した安静時心拍数(RHR)、RHR以上の就寝時心拍数をもとに算出しています。

指標が明確なので、どの点を改善すればストレスが軽減されるかがわかります。

皮膚電気活動(EDA)スキャン機能

クイックスキャンモードでは、3分間の瞑想で、深い呼吸をし、その間EDAセンサーで皮膚の発汗レベルを感知し、体の反応を測定する事で、どれだけストレスがあるかを可視化してくれます。

ちょっとイライラしている時にスキャンするとスコアがかなり低いので、ストレス度を測る一つの指標としては有効だと思います。

今日のエナジースコア

Charge 5の目玉機能の一つで、エクササイズ、睡眠、心拍変動(HRV)などのデータを分析して、その日はワークアウトに適しているのか、体を休めるためのリカバリーに当てるべきかをスコアにして教えてくれる機能ですが、残念ながら現時点ではまだリリースされていません。

心電図(ECG)スキャン機能

これもCharge 5の目玉機能で、ECGセンサーが、心電図を作成して記録し、心拍リズムを検出します。心拍リズムデータからAFibの兆候がないか分析することができる機能ですが、これも残念ながらまだリリースされていません。

皮膚温センサー機能

皮膚温度センサーにより、就寝時に皮膚温度を測定し、ベースライン(自分の平常時の基準値)と比較し変動がないかを確認します。

この変動が大きい場合は、月経周期や風の諸症状が出始めているという事ですので、この変動を確認する事で、健康異常を早めにキャッチする事ができます。

血中酸素飽和度(SpO2)測定機能

SpO2という指標はコロナ問題が起きるまであまり認知されていませんでしたが、今回で多くの人に認知された指標ですよね。

簡単に説明すると血液中の酸素の量の割合で、安静時での健常者のSpO2値は96%~98%の範囲にあり、 90%を切ると呼吸不全と定義されます。

この機能は睡眠時に測定され、次の日に測定結果がでます。

その他のFitbit Premium健康メトリック

Premiumに申し込むと、Charge 5に搭載されているすべてのセンサーを使って、健康の異常がないかを呼吸数、心拍変動、皮膚温、酸素飽和度、安静時心拍数といった指標を使って確認する事ができます。

NFC Fitbit PayとSuica

NFCによる腕をかざすだけで決済や改札機を通過できる機能です。

Fitbit Pay対応の金融機関はPayPayとSony Bankだけで少し使い勝手が悪いですが、スマホを出さずにこうやって腕をかざすだけで、「ピッ」と音がなり、決済できたり、改札口を通れるのはとても便利です。

Fitbit Charge 5 NFC Fibit Pay

アクティブゾーン(分)機能

アメリカ心臓協会が定めている1週間あたり150分間の適度なアクティビティ、もしくは75分の積極的なアクティビティをどれだけ達成できたかをトラッキングできます。

「適度」と「積極的」は心拍数で区別され、「適度」は心拍数が120bpm以下の脂肪燃焼ゾーンで、「積極的」は120bpm以上の有酸素運動またはピークゾーンとしています。

適度な運動であれば1分間1ゾーンポイントで、積極的な運動であれば1分間2ゾーンポイントになります。

毎日22分間のゾーンポイントを獲得すると7日で150分間になし、アメリカ心臓協会が推奨としている運動量を満たすという計算です。

Fitbit Sense App Active Zone Summary
Fitbit Sense App Active Zone Stats
Fitbit Sense App Active Zone Stats List

アクティビティ管理機能

フィットネストラッカーの基本機能でGPS、心拍計、加速度センサーを使って、消費カロリー、走った距離、経路、平均速度をトラッキングしてくれる機能です。

この機能については特に新しくアップデートされている所がなかったので、「GPS搭載のFitbit Charge 4を徹底レビュー〜Charge 3との比較あり〜」や「Fitbit Versa 2を初代VersaとCharge 3と比較レビュー」の記事で詳しくご確認下さい。

心拍数がピーク、有酸素運動、脂肪燃焼ゾーンのいずれに入ると通知してくれます。

Fitbit Charge 5 Heart Zone

睡眠管理機能

この機能も特に新しくアップデートされている所がなかったので、「GPS搭載のFitbit Charge 4を徹底レビュー〜Charge 3との比較あり〜」や「Fitbit Versa 2を初代VersaとCharge 3と比較レビュー」の記事で詳しくご確認下さい。

ウォーターロック機能

この機能は、シャワー浴びてる時や水泳をしている時に、水しぶきによりタッチスクリーンが誤作動しない機能で、これもなかなか使えます。

私はトラッカーを付けたままシャワーやお風呂に入るので、たまに気づいたら水しぶきでアクティビティトラッキングが起動していたという事がありましたので、お風呂に入るときはウォーターロックをする事で防止できるようになりました。

通知機能

着信・テキスト・カレンダー通知機能してくれる機能です。

スマホから通知を受け取りたいアプリを選択する事ができます。

もちろん日本語にも対応しています。

Fitbit Charge 5 App Notification

バッテリーの持ち

サイトには最大7日間持つと書いてありますが、本体のGPSを使わず、常時表示モードもオフにしても、もって5日で、4日目に充電して下さいと表示されます。

常時表示モードを使用すると2日しか持たず、 充電を頻繁にしなくて良いというFitbitの最大の特徴が損なわれていて、個人的にはこのデメリットは大きいです。

またトラッカーの形状が変わったためしょうがないのですが、充電器に互換性がなく、専用の充電器というのもいつも通りのマイナス点でした。

Fitbit Charge 5 Battery

まとめ

EDA(皮膚電気活動)、ECG(心電図)、SpO2(血中酸素飽和度)とSenseに劣らない健康状態を管理するセンサーが搭載されていて、フィットネストラッカーとしての標準機能も高性能で、Suicaにも対応とかなり万能なオシャレなデバイスが25,242円で購入できるのなら、かなりコスパがいいと思います。

Fitbitの特徴は一日中着けていても違和感がなく、バッテリーが一週間近く持つところなのですが、これだけ多機能にすると当然バッテリーの持ちが悪くなります。今回の最大の特徴の常時表示機能はかなり良かったのですが、バッテリーが2日しか持たないというのは、個人的にはかなりのディールブレイカーでした。

バッテリーの持ちが気になるのなら、機能性もそれなりに高く、ファッション性が高くコスパの良いLuxe、常時表示機能を使わないというのなら、Senseより断然コスパの良いCharge 5がオススメです。

ご購入を検討の方

Charge 5

Fitbit Luxe

Fitbit Inspire 2

Fitbit Sense