進化したFitbitの最新活動量計Charge HRとは
摂取カロリ < 消費カロリー
を達成するための1日の消費カロリーを把握するのにとても有効なツールです。
しかし、Fitbit Flex、Jawbone UP2(Jawbone UP24の後継モデル)、Withings Activité Popといった活動量計は、歩数ベースで活動量を計測するので、ヨガ・ピラティス・サイクリングなど、運動量に対して、歩数が少ないエクササイズの消費カロリーの計算は、どうしても正確にできませんでした。
Misfit ShineやShine 2は、エクササイズを開始する前に、アクティビティタグという機能を使い、エクササイズの動作に合わせて収集した活動量を、独自のアルゴリズムで消費カロリーの計算をしますが、正確にはできません。
Fitbitはこの課題を解決するために、心拍計を搭載した最強の活動量計を開発しました。
それがCharge HRです。
2015/9/23 更新
Jawboneも心拍計を搭載したJawbone UP3を発売しましたが、残念ながら心拍計は睡眠時の安静時心拍数を計測するだけに使用されておらず、エクササイズの消費カロリー把握には使用できません。
9/8にファームウェアのアップデートがあり、心拍計が一日を通して動作する仕様に変更されましたが、未だエクササイズ時の消費カロリーの計算には使われてません。
なぜ心拍数が消費カロリーの計算と健康管理に有効か
筋肉は、カロリーを消費したり、エネルギーを作るのに酸素が必要です。エクササイズは、たくさんのエネルギーが必要ですので、心臓は、たくさんの酸素を血液中に送るために、早く鼓動します。
Charge HR活動量計は、PurePulse(ピュアパルス)テクノロジーを搭載した心拍計で、心臓がどれだけ早く鼓動しているかを計測し、正確にどれくらいのカロリーが消費されたかを測定する事ができます。
運動能力が改善されると、心臓はより効率的に血液と酸素を筋肉に送る事ができるようになります。そのため安静時心拍数の減少は、体の健康が改善されているということなので、安静時心拍数を定期的に確認し、現在の健康状態を把握しましょう。
11/13/2015 更新
新しいアプリの更新で心拍数グラフがフルスクリーンモードに対応しました。これで1日の心拍数の推移が簡単に見れるようになりました。
オマケ:心拍計がどれくらい正確か試してみました
ライバル製品のJawbone UP3がバイオインピーダンスセンサーを採用した理由の一つは「光学センサーの心拍計が精度が低いから」とあったので、どれだけ正確かテストしてみました。
安静時やエクササイズ時の脈拍を測って比べてみましたが、なんと、1~3の違いはありましたが、ほとんどピッタリでした。
という事は、心拍計のセンサーの違いは、どちらを選ぶかのポイントとしては、考えなくても良いという事ですね。
デザインについて
このモデルは、リストバンドがクリップ式ではなく、金具式になりましたので、24時間身に付けるのは少し厳しいかなとは思いましたが、意外と付け心地が良く、気にはなりませんでした。
しかし、Misfit Shineや同じメーカーのFitbit Flexと比べると、かなり厚みがあり、タイトな袖口の服を着ていると、かなり邪魔に感じました。
2015/6/12 更新:Jawbone UP3との比較
同じ心拍計を搭載したJawbone UP3と比べるとこんな感じになります。
色の選択肢も現時点ではブラックしかないですし、存在感もありますし、オシャレアイテムとしての使用は、少し厳しいかもしれません。
近日発売のプラム色は、割と可愛い感じなので、オシャレアイテムとして少し期待できます。また、ブルーやオレンジ色もすでに発売予定という事で、今後期待大です。
2/15/5/11更新:プラム色ついに発売開始
発売予定は6月くらいという事でしたが、ついに発売されました。
*プラムカラーは男性がつけても違和感なく、なかなかお洒落です。隣は、Charge HRのライバル商品JawboneのUP3です。
2015/8/22 更新:いよいよブルー色販売開始
やっとブルー色が販売開始されました。
2015/09/23 更新:オレンジ色も発売開始
続いて、オレンジ色も発売開始されました。これでやっとすべての色が揃い、好みの色が購入できるようになりました。
ディスプレイ機能について
大きくなったディスプレイ部分で、時間、歩数、消費カロリー、心拍数など、いろんな情報を表示できます。また、何を表示するかの設定もでき、登った階段など、興味のない情報は、非表示にする事ができ、とても使い勝手が良いです。
また、ダブルタップ機能も健在で、しかもダブルタップで表示する情報も自分で設定できるので、自分の興味のある情報を簡単に見る事ができます。
2015/6/27更新:とても便利な新機能「クイックビューモード」
ファームウェアのアップデータがあり、クイックビューモードという新機能が追加されました。
これがなんとなかなか便利で、この機能があると、トラッカーをタップしたり、ボタンを押したりしなくても、腕を傾けるだけに時計が表示されるようになりました。
クイックビューモードはデバイス設定画面からできます。
Charge HRの目玉機能「エクササイズモード」について
エクササイズを始める前に、ディスプレイの横のボタンを長押しすると、ストップウォッチのマークが表示され、エクササイズの時間、歩数、心拍数、消費カロリーなど情報を記録し始めます。エクササイズ中に、ボタンを押すと、エクササイズ時間、消費カロリー情報などが表示されますので、目標消費カロリーがある場合は、この機能を使って、確認する事ができます。
心拍数を見ながら、脂肪燃焼効果が高いゾーンかなども確認でき、エクササイズの強度調整にもとても便利です。
これで、ウェイトトレーニング、筋トレ、ストレッチ、テニス、どんなエクササイズも怖いものなし!
筆者は、プリン食べちゃったから、140カロリー分、エクササイズで消費させなきゃ!なんて時に使ってます。
12/4/2015 更新:エクササイズ自動認識機能(スマート・トラック)
11/27の更新で、エクササイズを自動的に認識してくれるスマート・トラックが追加されました。
同じ心拍計を搭載したライバル製品のJawbone UP3とも比較しながら、レビューしてみましたので、詳細は「Fitbit Charge HRとSurgeにエクササイズ自動認識機能(スマート・トラック)が凄い!」からご覧ください。
気になる充電の持ちについて
24時間ずっと身につけ、モバイルラン機能を使ってジョキングしたり、エクササイズモード機能を使って筋トレやキックボクシングしたり、比較的充電を消費するような使い方をしましたが、なんと4日間持ちました!
このように常に、心拍計が心拍数を計測していますが、この充電の持ちは素晴らしいです。
その他、Flexには無い新機能
自動睡眠記録機能
睡眠時間の記録機能は、Fitbit Flexは、自分でタグしないと計測できませんでしたが、このモデルから、自動になりました。これで、寝る前と起きた時にわざわざタップしなくても良くなったので、これは大きな改善です。
一週間自分で就寝時間と起床時間を記録しましたが、ほとんど誤差はなく、自動睡眠検知機能の精度の高さの驚きました。
Caller ID表示機能
携帯にペアリングする事で、かかって来た相手の名前や番号を表示する機能が新機能として追加されましたが、電話がかかってきたら、わざわざなんの操作もできないCharge HRでチェックするより、直接携帯で確認したほうが早いですし、携帯もCharge HR側も、両方の充電を余計に使うので、あまり実用的ではないかもしれません。
また、メールやLINEなどの通知には、まだ未対応なので、機能としては、まだまだイマイチです。
登った階段を計測をする機能
この機能は、高度計と気圧で計測すると説明書に書いてありましたが、不正確で、現在も尚、フォーラムで、修正を訴えるユーザーが多く、Fitbit側もその問題は認識しており、現在調査中みたいです。
2015/6/27 更新:ようやく修正パッチをリリース!
Fitbitがようやく修正パッチをリリースして、問題は修正され、高低差がある場所でのエクササイズが正しく計測されるようになりました
購入を検討の方
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