数年ぶりにMisfitからShineの後継機種のShine 2を発売されました。Shineの発売からかなり経っているため、Misfitもいろいろライバル社であるFitbitやJawboneを研究したためか、他の活動量計と見劣りしない、かなり嬉しい改善がたくさんありました。
現在業界を一歩リードしている、Fitbitの一番人気のFitbit Charge HRとも比較しながら、Shine 2をレビューしていきたいと思います。
デザイン
まずはサイズですが、Misfit Shine 2本体はShineと比べると、このように一回り大きくなりました。薄さはほとんど変わりません。
つけて比較するとShineより少し大きいのがわかりますが、Shine 2だけつけている分には大きさの違いは全く感じませんでした。
バンド部分は同じデザインで、素材も同じなのですが、実は後ろの部分に大きな改善がありました。このようにクリップがつき、活動量計部分が落ちにくいデザインなりました!
「感動!MisfitサポートチームがShineとバンドをプレゼントしてくれた」でも書きましたが、活動量計部分を頻繁に取り外す人によく起きやすいのですが、私のように取り外しを頻繁にしない人も、活動量計がバンドから外れて紛失する人がいるため、紛失防止のためにしっかり固定されるデザインになりました。
これで紛失する心配がなくなりましたので安心です。
また、LEDの色の種類が増え、時計モード、活動量確認モード、通知モードでLEDの色が変わり、とても見やすくなりました。
時計モード
活動量確認モード
通知モード(振動もします)
Fitbit Charge HRと比較すると、かなり薄く、スタイリッシュなのがわかりますね。後ろのクリップがつき、少しつけ心地が変わりましたが、相変わらず、1日中寝る時もつけていても全く気にならず、とてもつけ心地は良いです。
エクササイズ管理機能
エクササイズの活動量を計測する3軸加速度計に変更があったわけではないので、今回は心拍計を搭載したFitbit Charge HRとShine 2で計測されたデータを比較してみました。
ジョギングをした時のエクササイズデータです。
計測した歩数はほぼ差はありませんでしたが、消費カロリーは104キロカロリー差がありました。
Fitbit Charge HRで計測された平均心拍数は163 bpmで、35分のジョギングの場合は、486キロカロリーも消費できないので、Shine 2は少し多めに計算しているみたいでした。
今度は、ステップ運動が少ないボクササイズをした時のエクササイズデータです。
Shine 2はエクササイズ後に、アクティビティの種類を選択する画面が出てきます。
アクティビティの種類は「ジョギング」「サッカー」「バスケ」「サイクリング」「スイミング」しかありませんので、いろいろ試した結果、「サッカー」を選ぶと、Fitbit Charge HRが計測した162キロカロリーに近い、164キロカロリーが算出されました。
やはり、ステップ運動が少ないエクササイズは、心拍計がないと正確な消費カロリーの計測できないので、Shine 2の購入を検討している方は、ある程度の目安を知るぐらいのためと、割り切った方がいいです。
アクティビティ通知機能
今回新しくShine 2に搭載された新機能です。
指定した時間の間、まったく運動していないと、振動して通知してくれる機能です。
長時間デスクに座っていると、健康にも悪いですし、集中力も切れてきて、仕事の効率も悪くなります。ついつい気づかず、デスクに3時間も座りっぱなし、なんてことはよくあります。そんな時、Shine 2が振動で知らせてくれますので、デスクを離れて、軽くウォーキングやストレッチなどのエクササイズ。
なかなか便利な機能です。Jawbone UP3・UP2・UP24にもある機能です。
アラーム機能
今回新しくShine 2に搭載された新機能です。
このアラーム機能は、Jawbone UP3・UP2・UP24、Fitbit Charge HR・Surge、Withings Activite PopといったMisfit Shine以外の活動量計には前からあった機能ですが、やっとShine 2にも搭載されました。
ただ、アラームは一つしか設定できず、さらに頻度も「一回」か「毎日」しか選べませんので、朝早く起きる必要がある平日だけ、といった使い方ができませんので、少々不便です。
しかし、このあたりは、今後アプリの更新で改善されると思いますので、ここは素直にデバイスに振動機能が搭載されたことを評価したいと思います。
着信通知機能
今回新しくShine 2に搭載された新機能です。
Shine 2をスマホとBluetoothでペアすると、電話とSMS(ショートメッセージサービス)の通知をLEDと振動で知らせてくれるようになりました。
しかし、メール、LINE、その他のアプリからの通知には使えませんので、電話やSMSより、メールやLINEを頻繁に使う方はイマイチ使えません。
また、SMSの通知は、LEDが光り、短い振動で知らせてくれますが、振動が弱いと、短いので、気づかない時が頻繁になりました。通知の受け取り確認をタップをするまで、振動してくれるなど、少し改善が欲しいところです。
ちなみに、Fitbit Charge HRやFitbit SurgeもShine 2と同じ仕様で、電話とSMS通知しか対応されていません。
振動機能について
アクティビティ通知、アラーム、通話・テキスト通知で使われている振動機能ですが、デバイス自体が小さいためか、Shine 2本体が落ちないように、後ろにクリップがつき、直接肌に当たっていないためか、振動が弱く感じ、通知が短い場合、気づかない場合がありました。
ステップ数データをFitbit Charge HRと比較
Shine 2で計測された一週間分のステップ数データをFitbit Charge HRと比較してみました。
Shine 2 | Charge HR | |
10/27 | 10450 | 11321 |
10/28 | 12022 | 11674 |
10/29 | 10944 | 11964 |
10/30 | 13648 | 15670 |
10/31 | 15778 | 16558 |
11/1 | 17584 | 18839 |
11/2 | 8296 | 9840 |
同じ腕にShine 2とFitbit Charge HRをつけていましたが、約8%ほどFitbit Charge HRの方が多いという結果になりました。
Fitbit Charge HRは活動量計を装着する手首を「利き手」と「利き手でない手」を選ぶことにより、感度を変更できますので、この辺りの感度設定に少し差があるので、メーカーによって差が出てくるのではないかと思います。
こればっかりはどちらが正しいかはわかりませんが、Jawbone UP3ほどステップ数の差はありませんでした。
消費カロリーデータをFitbit Charge HRと比較
次はShine 2で計測された一週間分の消費カロリーデータをFitbit Charge HRと比較してみました。
Fitbit Charge HRは心拍数も消費カロリーを計算するデータとして使っていますので、Fitbit Charge HRの方が正しいという前提で比較しました。
Shine 2 | Charge HR | |
10/27 | 2281 kcal | 2188 kcal |
10/28 | 2495 kcal | 2234 kcal |
10/29 | 2199 kcal | 2292 kcal |
10/30 | 2309 kcal | 2361 kcal |
10/31 | 2332 kcal | 2636 kcal |
11/1 | 2667 kcal | 2788 kcal |
11/2 | 2059 kcal | 2142 kcal |
結果は、18%ほどShine 2の方が低いという結果になりました。私は歩数ベースのエクササイズも多くしますので、心拍数データを消費カロリー計算に入れられていないShine 2の方がアンダーカロリーになるのは予測できました。
やはり、歩数ベースのエクササイズを多くし、正確に消費カロリー計算をしたい方はFitbit Charge HRがオススメですが、ウォーキングやジョギングが主に方は、Shine 2でも全く問題ないと思います。
まとめ
つけ心地も良く、デザインもスタイリッシュですし、バッテリーも6ヶ月充電する必要がなく、アプリも余計な機能がなく、シンプルで使い方も簡単なので、ウェアラブルな活動量計として、1日の運動量・消費カロリーの目安を知りたい、といった、機能ではなく、デザイン・使い勝手重視の方にはぴったりだと思います。
価格もお手頃ですし、飽きたら、バンドを交換したり、ネックレスとして装着したりできますし、おしゃれアイテムとしてもオススメです。
購入をご検討の方へ
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