体組成情報がWifi経由で自動的に記録されるWifi体重計で一躍有名になったNokia(旧Withings)が、世界初心臓の健康状態もわかる新製品Body Cardioを発売しました。
早速、廉価版のBodyとt比較してレビューしていきたいと思います。
Wifi体重計とは
Wifi体重計とは、通常の体重計にWifi機能(インターネットに接続できる機能)が搭載されており、計測した情報が自動的にオンライン(クラウド)に記録してくれるスマート(IoT – Internet of Thing)体重計です。
通常記録されたデータは、ウェブサイトやスマホアプリで確認する事ができます。
使い勝手
設定はアプリをインストールすれば、Wifiの設定を含めて、アプリが全部行ってくれますので、とても簡単にでき、自分の年齢・身長・性別・体重を入力するだけですぐに使い始める事ができます。
また家族の名前・年齢・身長・性別・体重も入力すれば、家族全員のデータも管理する事ができます。
家族の追加は、アプリまたはNokia(旧Withings)サイトからでき、アプリからはこのように簡単に切り替えができ、家族の体組成計データを確認できます。
体組成計といえばオムロンやタニタが有名ですが、それらに比べてNokia(旧Withings) BodyやBody Cardioが優れているのは、測定を始める前に電源ボタンを入れたり、プロフィールボタンで自分のプロフィールを選択する必要が無く、「ただ乗るだけ」で、登録されている複数のプロフィールから適切なプロフィールを選択してくれ、計測したデータを自動的に記録してくれます。
ダイエットには体重記録が重要ですが、朝の忙しい時にわざわざ体重や体脂肪量を記録するのは煩わしいですが、Nokia(旧Withings) BodyやBody Cardioを使えば、乗るだけで記録してくれますので、とても便利です。
うちでは、子どもたちがお風呂に入る前に、勝手に乗ってくれるので、自動的に成長の記録を取る事ができ、とても重宝しています。
Nokia(旧Withings) BodyとBody Cardio両方とも、体重・体脂肪量・除体脂肪体重・骨量・筋肉量・体水分率データを測定する事ができ、記録されたデータは、このようにアプリかNokia(旧Withings)サイトから確認できます。
スマホアプリ
Withingsサイトダッシュボード
おまけの機能として、郵便番号を入力する事により、計測後にその日の天気予報も表示してくれます。
アプリの使い勝手
Withings BodyとBody CardioはフィットネストラッカーのWithings Activite PopやActivite Steelで測定したアクティビティデータを管理するためのアプリと同じHealth Mateアプリを使用していますので、「フランス製のNokia(旧Withings) Activite Steelのレビュー〜Fitbit Charge 2との比較レビューあり〜」の記事でもアプリの使い勝手についてレビューを書いていますので、そちらも合わせてお読みいただければと思います。
体重計で表示される情報は、アプリで設定でき、表示する必要のない項目は非表示設定ができます。非表示設定をしても、体組成データは計測されますので、体重計で確認する必要がなければ、表示数を少なく設定し、アプリで詳しく確認、という事もできます。
また、iPhoneをお持ちの方は、iPhoneのモーションセンサーと接続する事により、歩数データも取得する事ができ、消費カロリーも算出し、アプリで表示s。
サードパーティアプリとの連携
Nokia(旧Withings)はいろんなサードパーティとの連携もでき、人気のランニングデータ分析アプリのRunKeeperや、食事管理アプリのMyFitnessPal等と連携設定すると、取得したデータをもとに、消費カロリー・摂取カロリー・摂取した成分の詳細をアプリで表示してくれます。
心拍数計測機能
Fitbit Charge HR・Charge 2やJawbone UP3・UP4といったフィットネストラッカーで心拍数データを取っていない場合は、毎計測時に心拍数を取ってくれるのは、健康管理においてとても良い事なので、この点もNokia(旧Withings) Body Cardioを選ぶ一つ大きなポイントになります。
ちなみにNokia(旧Withings)は、Activite Pop・Steel・Sapphireと3種類のアナログ表示のフィットネストラッカーを出していますが、いよいよ今年の秋に心拍数が計測できるSteel HRが発売になります。
脳波伝播速度測定機能
脳波伝播速度とは、拍動により発生した脳波が動脈に伝播する速度で、心臓の健康状態を把握するための指標です。
物質は一般的に柔らかいと遅く、硬いと速く伝わる性質があり、動脈硬化が進み、動脈壁の弾力性が失われた硬い血管では、拍動は早く伝わります。
動脈硬化は、高血圧、糖尿病、コレステロールや生活の悪循環などを要因し、健康に良くありません。
Body Cardioは心拍によって発生する体重の変化を感知することができ、脳波が足元に届くまでの時間を測定することができます。
その時間を身長に対照し、脳波伝播速度を算出し、心臓の健康状態を把握する事ができます。
ちなみに、私の脳波伝播速度は6.1でした。
BodyとBody Cardioとの性能比較
ともに体重、体脂肪量、除体脂肪体重、骨量、筋肉量、体水分率が計測できますが、ほぼ数値が同じでしたので、性能・精度の差は無いと言えます。
毎日朝と夕方に計測をしていますが、やはり朝は寝ている時に汗をかいているので、体水分率が低いので、体脂肪量が夕方計測した時より1~2%高くなっています。
これは体組成計が体脂肪量を算出する仕組みに理由があります。
体組成計は片足から電気を流し、別の片足から流れてきた電気の量を計測します。その時、体組成計は、筋肉は脂肪よりも水分が多く、電気を通しやすいという性質を利用し、流れたきた電気の量で体脂肪量を算出します。
ですので、体水分率が高い時間や日は、特別体脂肪量が低いと判断されますので、体脂肪量の変化を把握したい場合は、できるだけ同じ時間・コンディションの時に計測をしましょう。
計測モード
Nokia(旧Withings) BodyとBody Cardioには、より最適な体脂肪を算出するために異なるアルゴリズムがあり、「アスリート」か「ジャパニーズ」モードを選択する事ができます。
「アスリート」モードは、週に8時間以上運動し、安静時心拍が60 bpmを下回る人は、このモードを選択する事が推奨されています。
「ジャパニーズ」モードは、日本人の体脂肪の測定を最適化するためのモードで、Nokia(旧Withings)はフランスメーカーなのに、なぜか日本人贔屓(?)のこのモードがあります。
私は、週に8時間以上運動し、安静時心拍が60 bpmを下回るので、アスリートモードを選択するのが良いのですが、とりあえずすべてのモードでの体脂肪量の違いを確認してみました。
朝と夕方の2回それぞれのモードで計測してみました。
通常モードでは、8~9%
アスリートモードでは、3%
ジャパニーズモードでは、13~14%
という結果になりました。
より体脂肪量が正確に計測できるオムロンのカラダスキャンでの私の体脂肪量は3~4%でしたので、やはり私の場合は、アスリートモードを選択する事により、より正確なデータが測定する事ができます。
バッテリー
Bodyは単3電池が4つで動作しますが、Body Cardioは内蔵リチウム電池に変わりましtなおで、このようにUSBで充電できるようになりました。
購入をご検討の方へ
Nokia Body
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Nokia Body Cardio
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